ゴムの木の栽培は儲かるのか? あれから5年後、どうなった!?

タイでビジネス!
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タイで何か商売をしよう!と、お考えの方は多いと思います。

そして、タイでゴムの木の栽培について考えたことがある!という方も意外と多いと思います。

そこで前回、2013年の11月に書いた記事=ゴムの木は儲かるのか?の続きを書きます。

あれから約5年が経ちましたから、かなり興味深い話が書けると思います。

こういうのは、その後の話、実際にどうなったのか?が聞きたいですよね。

実際は義理の父が栽培、管理、販売をしているので、私自身が商売している訳ではありません。

 

タイでゴムの木の栽培を10年続けてみた結果

2013年当時で、苗木を植えてから5年目だったので、2018年の現在は10年目ですね。

最初に結果から書いておきます。

ゴムの樹液を採取し始めたのが3年前ですので、苗木を植えてから7年目でした。

この時は、約1年の間に2回収穫、合計=1200kgを売って、売上は約4万バーツ。

そして去年は1回、700kgを収穫、売却して約2万バーツの売上でした。

そして今年は、まだ売上はありません。

まず、なぜ収穫量が減っているのか?ですが、これは正直あまり儲からないからです(笑)。

まあ、最初からそこまで儲かる規模では無いと分かっていたので、もし上手くいったら大きくしようと軽い考えで始めていました。

なので、精神的なダメージはあまりありません。

 

ゴム農園の規模・栽培方法・コスト

ウチのゴム農園の規模を書いておきます。

農地の広さは分からないのですが、ゴムの木の本数は約600本。

枯れてしまったら、同じ場所に再び植えるという方法で本数を減らさないようにしています。

10年前に苗木を購入した時、1本20バーツでした。

数年前に聞いた話では、1本70バーツと言っていたので、現在はゴムの苗木の値段が上がっている可能性があります。

600本でもしっかり管理していれば、年に1,200キロの収穫は可能だと思います。

ちなみに売却する時、業者は600キロ単位でないと買ってくれません。*これは家の近所の買い取り所の値段と条件なので、他では違うのかもしれません。

また、販売所までゴムを持ちこむ必要があるので、ピックアップトラック等が必要になります。

 

そして栽培ですが、苗木から2年目くらいまでがけっこう大変です。

この時期は、水やりのために水と電気が必要です。

そんなの当たり前と思う人が多そうですが、山岳地やそこまでいかなくても、人があまり住んでいない場所は、電気を通すにも結構なお金がかかります。

また農地(栽培予定地)に井戸水がない場合や、近くに農業用水がない場合は、さらに多額の資金が必要になります。

 

そして3年から5年ほど経つと、手入れは草むしり程度になります(採取は除く)。

といっても、この草むしりがかなり大変です。

タイの草むしりは、日本の草むしりの比ではありません。

まあとにかく量がすごい。そして毎日のように生えてくる。

暑い中の草むしりは地獄です。農地も広いですから・・・

 

樹液を採取した後はどうする?

 

ゴムの樹液を採取した後、どうするか?

ゴムの樹液は、一度木に切れ目を入れたらどんどん溜まるというものではありません。

少しずつ溜まっていって専用のカップが一杯になります。この専用カップのサイズは、普通のティーカップと同サイズですが、これが溜まるまでに数日から十数日は余裕でかかります。

そしてこれを全部で600kgになるまで、貯蔵庫に溜めていきます。

カップ一杯を600kgまでですから、かなりの根気が必要です。

そして貯蔵庫ですが、実はただのコンクリートのプールです。

ここにカップから溜めていくのですが、このゴムの樹液に水を足していかないといけません。

樹液に水を足すと、あの白い天然ゴムの色のままになります。

水を足さないと、樹液は茶色に変色し業者に買ってもらえなくなります。

あともう1つ。この溜めた天然ゴムはかなり臭いです。

なんというか、結構な異臭がします。とても近くによる気になれません・・

 

人を雇う場合

ゴム栽培で人を雇うか?雇わないか?ですが、相当な知識が無い方でない限り、人を雇うほうが賢明だと思います。

というのも、採取の仕方、特に切れ目の入れ方などにコツが有るのです。

これを間違えると、全く樹液は溜まりません。

そしてゴムの木のコンディションも素人には分かりません。

苗木の頃に、いつ栄養を与えるのか?どんなサプリを与えるのか?などは経験値が物を言います。

 

また、どんな条件で雇っているか?ですが、ウチの場合は全て面倒を見てもらって売上の40%を渡しています。

売上ですから、経費は全てこちら持ち。ただし日々の人件費は40%に含まれているので、5年目くらいからは折半と言う感じですね。

当然、雇う人は経験者に限ります。

タイの南部出身者がおすすめです。

ただし、これを本業にしようとするなら、自分も動いた方がいいですし、月給制などで数人を雇うほうが良いと思います。この場合は、数千本規模からだと思いますが。

 

ゴムの価格

そして肝心なゴムの価格ですが、ゴムの先物市場の価格推移を見ますと、2017年からずっと下落を続けています。

チャート的には、そろそろ下げ止まる雰囲気ですが、下抜けてしまうとさらなる大きな下落に繋がりそうです。

天然ゴムは、ここ十年ほどで供給過多になっていると聞きますので、ここからさらに下落する可能性も少なからずあるかもですね。

とはいっても、天然ゴムは消耗品ですし、主な買い手の中国のゴム需要が、ここ数年で減少するとは考えにくいです。

日本は車離れや少子高齢化から、ゴム需要は減ると思いますが、新興国では増加するでしょう。

在庫を考えたとしても、長期に渡って下落を続けるということは無いように思います、

 

結局、タイでのゴム栽培は儲かるのか?

これは非常に難しいです。

儲からないことは無いが、他の果物などよりは良いかも?という感じです。

ゴムは、果物のように天候による不作などがあまりないこと、そこまで神経質な手入れが必要ないこと、の2点がメリットとしてあげられます。

ですが広大な農地が必要なデメリットがあります。

ウチのように、片手間にやるなら楽しめますが、他にもっと良い商売があるのでは?というのが、正直な私の感想です。

そしてやるなら最低5,000本から、ゴムの価格を注視して、といったところでしょうか。

 


ゴム農園は広いので、いろいろなフルーツも作っています。このパイナップルもそうなのですが、これが信じられないほど甘い!ジュースにすると、少しアクみたいな嫌な味がするのですが、生だと本当に甘くておいしいです!

ちなみに、私の周りのゴム関連の知り合いの話では、ゴムの栽培以外で商売の対象になる農作物は、ラムヤイとライチだそうです。

共に良いサイズのものが取れれば、ゴムより儲かるとのことです。

個人的には、コーヒーもいいと思いますね。

最近、タイでコーヒー農園をやっている人と知り合ったので、いろいろ勉強しています。

機会があれば、タイのコーヒー栽培についても書いてみたいと思います。

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