タイでラムヤイ栽培ビジネス 儲けは?コストは?条件は?

ラムヤイ栽培 海外でビジネス

8月の時期、タイの旬な果物といえばラムヤイです。今回はそのラムヤイ栽培ビジネスを、1年間最初から体験したのでレビューします。

まずラムヤイ栽培ビジネスですが、自分で予想していたよりも儲かるということがわかりました。そして、栽培も想像以上に楽です。土地さえあれば、なかなか良いビジネスだと思います。

ただ、大変なこともあります。中でも一番キツイのは「収穫」です。このラムヤイの収穫作業がかなりの重労働。ですが回避方法もあります。では、そんな話も含めてレビューしていきます。

ラムヤイの栽培 どうやって作る?育てる?

ラムヤイの作り方から説明します。まず木が大きいので、商売として考えるならそれなりの広さの土地が必用になります。

5年位の木で、高さは3m程度なら収穫可能。木の高さ的にはそれほどでもないですが、横幅が広いので、一本の木に必用な面積は最低3㎡くらいはほしい感じです。

とは言っても、1本の木だけでも、大きい木なら数十キロは収穫でき、その単位でも買ってくれる業者がいますので、ちょっとしたお小遣い稼ぎも可能です。

で、話を戻すと、今回の条件はこうでした。

  • 土地の広さ=6,400㎡
  • ラムヤイの本数=91本
  • 今年の収穫量=3.7トン

この土地では、ラムヤイだけを作っているのではなく、ライムやパパイヤ、マンゴー、バナナ、グァバ、ココナッツ、アボカドなどの木も植えていて、収穫もしています。

グァバ

なので土地の広さに比べ、ラムヤイの本数はやや少なめになっています。ちなみにビジネスとしてはラムヤイとマンゴーだけ、その他は自分たちで食べています。

栽培方法はとても簡単で、およそ5年以上の樹齢の木なら特に何もしなくても、勝手に実をつけ大きくなってくれます。

ラムヤイ栽培の注意点

ラムヤイ栽培は手がかからず簡単ですが、タイならではの問題もあります。それはズバリ「乾季」と「雨季」です。

まず乾季の問題は水不足です。この大きさのラムヤイ畑でも、相当な水が必用になります。特にタイの乾季は太陽が強烈ですので、何もしないと土がカラカラに乾燥して固まってしまいます。土を乾燥させてしまったり、水の量が不足すると、収穫時のラムヤイのサイズが小さくなってしまいます。また甘さや香りも失われます。そうなると高値で売ることは不可能です。

なので乾季には、全ての木に水が行き渡るようにする必用があります。うちの場合は、周りが田んぼなので、農業用水がふんだんにあるので問題ありません。

週に一度程度、水路の門を開き土地全体に水が行き渡るようにします。ほとんど水田のように水浸しにしてしまうのです。こうすることで、大玉の甘いラムヤイが収穫できます。

また雨季も問題があります。雨季の問題は、ラムヤイの木に貯まる水の重さと風で木が倒れてしまうことです。収穫前のラムヤイの木は、枝が垂れ下がり地面につくくらいの量の実がなりますので、雨の重さと風で倒木、または枝折れが頻繁に起こります。

そこで収穫前になると、枝という枝に添え木をするのですが、これがかなりの重労働です。

雨季前なので、タイは朝や夕方でも太陽が出ていれば猛暑です。添え木は大きくなくてはダメですし、支える枝もかなり重いので、それは大変な作業です。

収穫は業者におまかせ

と、大変なことも書きましたが、実は収穫は業者におまかせで大丈夫です。

この時期になると、近所の業者はもちろんですが、ミャンマーなど近隣国からもラムヤイ業者が買いたいと言ってきます。

うちの辺りは皆知り合い状態なので、誰がどのくらいのラムヤイを栽培しているか?は周知の事実。なので、誰かから噂を聞いたラムヤイ業者が、OOバーツでどう?なんて声をかけてきます。

そこで軽く交渉をして、一番高値をつけた業者に売ることになります。このシステムで良いのは、業者が収穫作業を全部やってくれること、そして全てのラムヤイを一括で買い上げてくれることです。

ただし、あまり知らない人の場合、かなり安い額で買い叩かれる場合もあります。ある程度の価値を判断できないと、あとで残念な結果になってしまうので、情報収集は必須だと思います。*情報収集は近所の農家の人たち数人に声をかけ見てもらえば、大体の事はわかります。

良い取引が出来ました

今回の結果ですが、3.7トンを売って70,000バーツ(約210,000円)でした。キロ19バーツですので、なかなか良い値段だと思います。

このラムヤイが市場に並ぶといくらになるか?ですが、1キロ=約32バーツです。なので、業者の人達は大喜びでした。

ちなみにラムヤイは、AA・A・B・Cの4つのサイズに分類されます。基本的に大きいラムヤイほど甘く美味しいとされ、高価で取引されます。うちのラムヤイはAAサイズだったので、良い値段がつきました。

サイズごとの価格は、1キロで、AAで32B、Aで21B、Bで11Bでした。Cは不明

ラムヤイと不動産投資は相性が良い

以前、このブログでタイの不動産価格について書いたことがあるのですが、2019年現在でもタイ・チェンマイの不動産価格は、まだ上昇傾向あります。

この上昇トレンドはかなり長期に渡って継続していますが、この理由には、タイには不動産以外にあまり良い投資案件が無いというのがありそうです。*この話はまた別の機会に

不動産は良い投資先になるのですが、チェンマイ郊外だと土地価格自体は比較的安いです。都市部に比べ、かなり田舎なので当たり前ですが、それなりに広い土地が安く購入できます。

タイでは、外国人の土地購入には制限がありますが、この話もまた別の機会に。

不動産ですから基本は長期投資、土地を遊ばせておくのはもったいない、でも活用するには農業くらいしか無い。そこでラムヤイの出番です!

あまり手がかからず、簡単にそれなりの良い値段がつく。土地購入条件に、周囲に水路がある事を加えればラムヤイはよく育ちます。もちろん土地代をペイするほどの売上は無理ですが、お小遣いとしては十分な金額です。意外と手がかかるゴムの木栽培よりオススメです。

もしタイでの土地投資をお考えの方は、ラムヤイ栽培も考慮するとより楽しめると思います。

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